最近増えているWiMAX2台持ち、メリットとデメリットは?

2024/05/03

最近になってWiMAX端末を2台持つ人が増えているといいます。以下のようなメリットがあるためですが、維持費が大きくなるなどのデメリットもあります。

・家庭用と出先用を使い分けられる
・容量制限にかかりにくくなる
・電池持ちの問題をある程度解決できる

メリット1・家庭用と出先用を使い分けられる

WiMAX端末の中にはポケットタイプではなく、自宅などでAC電源によって動く据え置きタイプもあります。端末から有線接続が可能になっているなどのメリットもあります。

また、家に光回線を導入するとなると、初期費用に加え、月額5000円前後の維持費がかかります。LTEのような容量上限がないのは良いですが、特に初期費用は気になるところです。

WiMAXなら容量上限がないのは光回線と同じです。また、初期費用も回線工事などは不要で、端末の導入費用だけとなります。維持費も光回線と比較するとリーズナブルです。(一部容量制限のあるプランも存在します。)

初期費用の安さを売りにして、LTE接続で家庭での使用を意識した製品はありますが、容量上限の問題があります。WiMAXならば、この点についても問題はありません。

このため、自宅の回線にWiMAXを導入している人もいるでしょうが、問題は外出時です。据え置きタイプは持ち出せませんし、ポケットタイプだと持ち出すと自宅で使えなくなります。

WiMAX2台持ちだと、片方を自宅用、片方を外出時用として使用することが可能になります。家族に迷惑をかけることなく、WiMAX環境を持ち出せるのです。

メリット2・容量制限にかかりにくくなる

WiMAXは容量上限こそありませんが、短期間で大容量を使うと制限がかかるという問題があります。具体的には、3日間で10GBを使用すると、利用制限がかかってしまうのです。

利用制限がかかると、通信スピードが1Mbpsに制限されてしまいます。動画を見るとなると、これはかなり無理があるスピードだと言っていいでしょう。

さすがに、個人の利用だと3日で10GBというのは考えにくいケースです。しかし、家庭用として使用している場合には、そうとも言い切れません。

なぜなら、4人家族だと1日1人当たり800MB強を使うと、3日間で10GBに到達してしまいかねないのです。WiMAXを家庭で利用する際の、問題点のひとつです。

2台持ちならばこれが緩和され、1日1人当たり1.6GB程度になります。制限がなくなるわけではありませんが、1.6GBならばまず1日で使い切ることは考えにくいので安心です。

メリット3・電池持ちの問題をある程度解決できる

WiMAX2台持ちといっても、据え置きタイプとポータブルタイプとは限りません。ポータブルタイプを2台持ちしているケースも考えられます。

有線接続が必要な端末がない場合、据え置きタイプだろうがポータブルタイプだろうが大きく性能は変わらないので、家庭用として使うことも可能です。

ただ、家庭用として使う場合には、電池持ちがネックとなります。充電しながら使えば電池持ちは心配しなくていいですが、発熱で電池寿命が縮まってしまう可能性があります。

2台持ちしていれば、両方の問題を解決できます。片方の電池がなくなってきたなと思ったら、もう片方に切り替え、今まで使っていた方は充電に専念させるのです。

こうすることで、電池持ちを気にしながら使わなくてもよくなりますし、充電しながら使うことで電池寿命が縮まるという問題もある程度は解決できるというわけです。

維持費が増えるなどのデメリットも

とはいえ、WiMAX2台持ちにもデメリットはあります。まず、純粋に維持費が増えてしまうことが挙げられます。月額利用料金も、純粋に2倍となってしまいます。

幸いなことに、WiMAXはさまざまな業者が取り扱っています。その中でも、ランニングコストが最もリーズナブルなものを使えば、維持費についての問題はある程度緩和できます。

ポータブルタイプ2台を使う場合には、端末の管理が面倒になってくるというデメリットもあります。特に、似たような形をしているのに、片方が新しくて片方が古い場合は問題です。

端末が古いと、どうしても電池の持ちは悪くなってしまいます。ただ、端末の形が似ているので、どっちを使っているか把握しておかないと、古い方を使っているのか、新しい方なのか分からなくなります。

やけに電池の減りが早いと思ったら、新しい方のつもりで古い方を使っていたというケースもあるでしょう。端末の管理については、面倒でもしっかりすべきです。

まとめ-2台持ちでWiMAXの欠点は緩和できる

WiMAXにはメリットも多いですが、短期間での容量制限などの問題点もあります。WiMAXを2台持ちすることで欠点は緩和できますので、オススメと言えます。

ランニングコストの問題についてもそうで、光回線とWiMAXの両方を使っているならば、WiMAXを2台持ちすることで毎月の支払額を抑えられる可能性があります。

ただ、1台持ちと比較して端末管理は面倒ですし、維持費が増えるケースもあります。メリットとデメリットの両方を考慮し、メリットが上回ると判断できるなら2台持ちを検討してみましょう。

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