WiMAXハイスピードプラスエリアモードって?

2024/05/04

WiMAXの申し込みを検討している方であれば、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードってよく聞く言葉だけど、一体何のことなんだろう、と思ったことがあるでしょう。

ハイスピードプラスエリアモードとは、よりWiMAXでのインターネット回線が繋がりやすくなる通信モードの事で、通常のモードよりも、高速で広範囲となっています。

ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX2+回線を利用し、au 4G LTE通信も同時に使用することで、高速広範囲を実現しています。

WiMAXの最新機種で、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、固定回線と同等の最大1.2Gbpsもの高速通信が可能です。 しかしながら、データ通信が月間7GBまでというデメリットもあるので要注意です。

それでは、WiMAXのハイスピードプラスエリアモードについて、どのようなものなのか、注意点は何なのか、を見ていくことにしましょう。

ハイスピードプラスエリアモードとは

最初に、ハイスピードプラスエリアモードとは何かについてお話しする前に、現在展開されている通信モードについてお話します。

現在展開されているWiMAXでは、インターネット接続の際の通信モードを、ハイスピードモード、またはハイスピードプラスエリアモードの2つから選択して利用することが可能です。

ハイスピードモードとは

ハイスピードモードとは、WiMAXの主な通信モードとなっていて、WiMAX2+という通信を利用します。

WiMAX2+の特徴としては、これまでのモバイルWi-fiの回線よりもはるかに速い通信速度が挙げられます。

全国への通信エリア拡大と、下り速度最大558Mbpsという高速回線により、認知度を高めたWiMAX。 しかしながら、WiMAX2+回線は地方や山間部ではつながりにくく、地下鉄、地下街でもつながりにくいという指摘がありました。

その弱点に対処するように生まれたのが、ハイスピードプラスエリアモードとなります。

ハイスピードプラスエリアモードとは

ハイスピードプラスエリアモードとは、従来のWiMAX2+(ハイスピ―ドモード)という通信方式に加えて、「au 4G LTE」の通信方式を併用したものです。

「au 4G LTE」はau携帯で使用されている通信方式で人口カバー率99%となっていて、国内の地方でもかなり広範囲をカバーできるようになり、地下鉄などでも繋がりやすくなっています。WiMAX2+回線との併用により、WiMAX2+の圏外エリアだったところでも繋がるようになり、更に広範囲、高速通信を実現したということです。

このWiMAX2+回線とau 4G LTE回線をあわせて利用したインターネット接続が、「ハイスピードプラスエリアモード」となっています。

ハイスピードプラスエリアモードの利用に向いている人

WiMAX2+回線だけより広範囲、高速通信を可能にするため、ハイスピードプラスエリアモード利用に向いている人は下記のような人です。

・WiMAX2+回線で繋がりにくい地方、山間部、離島等の地域でインターネット利用される人
・WiMAX2+回線で繋がりにくい走行中の地下鉄内や地下街などでインターネット利用したい人
・動画、ゲームなど視聴するために高速で安定したインターネット通信を行いたい人

以上に当てはまる人は大勢いると思います。ですので、ハイスピードプラスエリアモードは多くの人に向いていると言えます。

しかしながら、注意事項もありますので、それを次に見ていきましょう。

ハイスピードプラスエリアモードの注意事項

ここまではハイスピードプラスエリアモードとは何かとメリットや向いている人について説明してきました。 ここからはハイスピードプラスエリアモードのデメリット、注意事項を見ていきます。

月間利用できるデータ通信量は7GB

WiMAX2+回線だけならギガ放題プランの場合、データ通信量は無制限です。しかし、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、月間データ通信量7GBを超えると通信速度が制限されます。通信速度が制限されると128kbpsまでしか出なくなります。

7GB制限にひっかかると、ハイスピードモードでも通信速度が制限される

ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限されてしまうと、通常のハイスピードモードでも通信速度制限対象となってしまって、月が変わるまで解除されないので、気をつけましょう。

WiMAXを2年契約した場合、一度でもハイスピードプラスエリアモードを利用すると別途追加料金が発生する

現在は3年契約がほとんどとなっていますが、2年契約が可能なWiMAXプロバイダも存在します。

その場合、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、別途オプション利用料金として、月額1,005円が発生してしまうので、気をつけてください。

WiMAX契約が3年契約の場合は、ハイスピードプラスエリアモード利用が無料となっています。

まとめ

ハイスピードプラスエリアモードは通常のWiMAX2+回線と併せてau 4G LTE回線も利用し、高速、広範囲接続が可能と言うことです。 しかし、データ通信7GB制限や、追加料金が発生するなどもありますので、ご注意ください。

WiMAXのハイスピードプラスエリアモードをおすすめしたい人は、屋内や地下でインターネットを使うことが多い人です。あらゆる場所で高速インターネットを使えるというメリットがあるため、仕事やプライベートで様々な場所に行って利用する人におすすめのモードです。

TOP